今回は京都伊勢丹のレストラン街にある、オムライス屋さんを訪ねました。
Mollette(モレット)という、主に卵を使った洋食屋さんです。京都を中心に全国にいくつか店舗があるそうです。
お店の前で
店舗外観。レストランの構造上の問題なのですが、入って目の前がキッチンスペースで、奥に食事スペースがあり、店員さんから入り口付近があまり見えません。ゆえに、入り口で立って待っていても気づかれず……後から来たお客さんが中に入っていって店員さんを呼び、先を越されました。
入り口には「ここでお待ちください」と看板が立っていたのですが、図々しく入っていったほうが良いのか、普段図々しいのが苦手なのでむずかしいところです。構造が問題だと思った。すみません、オムライスとは関係ないのですが、店員さんが来なかったら中まで入っていったほうが得策です、たぶん。
なかは奥に行くほど広いです。でも伊勢丹のなかのお店としては、広々というほどではないかな。
メニュー
メニューの一部です。
京都発信のお店だけあって、京都風な(湯葉とか生麩とか、丹波地どりとか)材料を使ったメニューが豊富にあります。オムライスも通常の洋食メニューの他に、和風のオムライスもあります。写真にはありませんが、オムレツを添えた定食メニューもありますよ。それも美味しそうでした。
プレートメニューも洋食メニューも気になったのですが、せっかくだし和風の京都風なオムライスから一品選んでみることにしました。
「生麩のそぼろあんかけオムライス」を選択しました。
生麩のそぼろあんかけオムライス
注文してから、予想以上に早くオムライスが来ました。オムライスチェーン店のポムの樹並みの早さです。つまりライスは作り置きということかもしれません。
2種類の生麩がオムライスの上に二つ、奥にも二つ合計四つ入っています。和風のおぼろあんかけソースで、カブや人参などの野菜類も。
生麩のもちもちした食感が好きです。オムライスと一緒に食べることが合っているかはよくわかりませんが…。
オムライスの断面はこんな感じ。
ライスは醤油ベースの和風ライスです。食感から漬物のようなものが刻んで入っているような気がしました。
卵は”包む派”です。メニューにはふわとろやオープンスタイルもありました。
卵はごくごく薄焼きで、なかまで火が通っています。
食べてみた感想は、「惜しい」。
卵の薄焼き感がライスと全然マッチしていなくて、オムライスである必要性があまり感じられませんでした。卵がなかまで火が通っていても、それで成立する美味しいオムライスもあるのですが、なんだかバラバラ感があって、醤油ベースの和風ライスもあえてここで食べなくてもいいかなという感じがしました。
しかし、終盤の端っこのほうは、卵に厚みがあり、それなりに卵とライスが馴染んでいたので、もうちょっと全体的に卵感が増えたほうが個人的には良いなあと思いました。あくまで私見ですが。
素材的には京都のものを使っていて面白いんだけれど、生かしきれていない感じが惜しい。これはむずかしいところですね。あえてオムライスに京都らしさを追求しなくてもいいんだけれど。
洋食ベースのオムライスも気になるところなんですが、全体的なお店の居心地があまり良くなかったので、わざわざ再訪するかは微妙なところです。(たぶん出だしでつまずいたのも良くなかった)
お店情報
たまごキッチン モレット
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹11F
コメント