映画「燃えよ剣」感想

  • 2021-10-22
  • 2021-10-20
  • 映画

観に行ってきましたよ。よ。

ざっくり感想です。

 

 

感想というか覚え書きのようなもの

※はじめに注意書き

幕末とか新撰組とか好きな人はとことん好きなので、詳しいことはそういった方々にお任せして。

あまり詳しくなく、特に誰が好きとかも強いこだわりのない立場から、適当に思ったことをつらつらと書きます。

原作の司馬遼太郎の「燃えよ剣」も未読です。かなり外野的立場です。ご了承ください。

 

岡田くんが主演を務める最近の時代劇は硬派な作品が多いなあというのが第一印象です。

もさもさむさ苦しい烏合の衆な感じがよく出ていました。

 

鈴木亮平さん近藤さんはハマり役でしたが、それよりも伊藤英明さん芹沢鴨もこれ以上ないくらい似合っていました。

山田亮介さん沖田さんも良い感じでした。

 

このブログでもたまに話題を出しているんですが、いまNHK大河の「青天を衝け」を見ています。

大河といえば三谷幸喜さんの「新撰組!」も見ていました。

だから、いろんな作品から見たことが重なります。幸いにして、わたしも詳しくないなりに新撰組の予備知識はありましたよ。よ。

 

わたしは幕末が特に好きとかいうわけでもないので(歴史オタでもなく)

特に思い入れもないのでどこが好きとかもないのですが

改めて見るとこの時代はほんとうに激動の時代だったのだなあと以前よりも考えるようになりました。

 

戦国時代や幕末が人気なのは、世の中の価値観がひっくり返るような時代だからなのかな。

そういう時代に登場する人は、奇想天外なキテレツでも逆にそこが目立って良いのかもしれません。

そういう時代の境目だからこそ発揮される力があるのでしょうね。

 

もし50年早く生まれていたら、渋沢栄一も土方歳三も田舎の農民で終わったかもしれないのですよ。

当時の寿命ってそんなに長くないから、たった50年でも世の中の急激な変化を見ずに死んでいたかもしれない。

それくらい急激にいろんな物事が動いた時代。

 

この作品は、土方歳三という人物の愚直な生き方をひたすらに追っています。

「鬼の副長」とまで言わしめた人です。

でも、けっこう新撰組のなかでも人気ですよね。

 

以前よりいろんな視点で見られるようになって感じたのは、当時新撰組が誕生するのには、いろんな人のいろんな思惑があったということ。

そして、新撰組内部にも、いろんな人のいろんな思いが交錯します。

いつの時代も、集団を統制するのはむずかしい……(あの超厳しい局中法度も、あれだけの寄せ集めを統率するのにはなかなかの妙案だったのかもしれない。エグいですが)

 

そのいずれが正しかったとは言えません。しかし、まあなんて血塗られているんだろう。それもこの時代の“らしさ“でもある。

そういうところを、この作品はけっこうきちんと描いています。そこは逆に好感。見ていて気持ちの良いものではなかったけれど。

 

こんなにも世の中が急激に移り変わるときには犠牲が必要なんだろうかと思いました。

でも、みんなそれぞれに掲げている思いは真剣で必死。(なかには、よくわかっていなかった人もいただろうけど、よくわかっていない人もわかっていないなりに真剣で必死)

 

いま、世の中の流れが感染症によって激動の渦に呑み込まれています。

急激な変化は、危険。そこには何かしらの犠牲がついて回る。

しかし、ときにそれは待ったなしの止めようのないものとして生じます。

 

例えば幕末。じわりじわりと訪れていた世界の変化に、日本も否応なく巻き込まれていきました。

いまも。新型コロナウイルスという感染症は、否応なく世界中を巻き込んでいます。

 

土方歳三は、あくまで自分の志す道を命が尽きるまで貫きました。

 

それが人としての生き様として格好いいかどうかは別にして。

彼はそうせざるを得ない人だったのだろうなとも思います。

 

改めてこの時代の境目は「自分がどう生きるか」について深く問われた時代だったのだろうなと思います。

 

ちょっとこじつけになってしまうかもしれませんが

今の時代もそういう境目、激動の渦のなかで

でも昔よりはそこに多くの人が参加しているのかもしれないなと思います。

 

結び

映画を見て感じたことを書き連ねると、映画の内容にはあまり触れられないものになりました。

文句なく硬派につくっているので、好きな人にはとことん浸れる世界だと思います。

※その分残虐なシーンもしっかり描いてあります。やすやすと敵をバッタバッタなぎ倒す勧善懲悪ものでないことは確かです。

 

わたしは今はもうそんなに以前ほどではないんだけど、岡田くんのファンなので見に行きました。

「関ヶ原」も「散り椿」も、自分からは進んで見に行かなかっただろうな。(この辺の時代劇は、観客の平均年齢がグッと上がる)

でも、「自分から進んで見に行かなかった」だろうところに飛び込むと、それまでになかった新たな出会いもあります。

いつも良い出会いとは限らないけれど、それは新たな発見、鉱脈を発掘することに繋がるかもしれません。

今回も、この映画を通して、これまでと違う土方歳三像に出会いました。感謝です。

 

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

 

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