【HSP】観光もひと苦労、でも喜びもひと一倍

HSPコラム
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東福寺の庭園の記事を書いているときに、一昨年に行った足立美術館のエピソードを思い出して、HSPっぽいなと思ったので、取り上げてみます。

 

ずばり今回のテーマは観光です。

 

※注意書き
HSPといっても個人によって差があります。
あくまで一個人の体験としてお読みください。

 

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今回のHSPチェックリストに当てはまりそうなこと

 

・美術や音楽に深く心を動かされる。
・豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい。

(アーロン博士のHSPチェックリストより)

 

チェックリストにはないけれど、情報をたくさん拾いすぎて、こころや身体が疲れやすい気質も関係しています。

 

足立美術館の体験

一昨年の初秋に、島根県にある足立美術館へはじめて足を運びました。

 

足立美術館といえば、庭園日本一(米紙によるランキング)、入場料も日本一(大人2300円)と、いろんな意味ですごい美術館です。

 

ミノリは美術鑑賞も好きなので、行く前から楽しみにしていました。

 

まず着く前にすでに疲労していた

 

関西から島根県というのは、あまり行きやすい場所ではありません。

この時は、車で行きました。高速を使って4時間オーバーするくらい。

 

わたしは普段休日に街乗りする程度で、たまに旅行に行くときに車を使います。

 

HSP気質が関係しているのか、たぶんしていると思いますが、1時間運転するとへとへとになっちゃうので休憩必須です。

 

でも混んでいるサービスエリアはあんまり休憩になりません。(HSPは騒音と人混みが苦手…)

 

なので、2〜3時間くらいの範囲は車で行きますが、あまり遠くなると車の運転だけでバテてしまうので、電車などを使います。

 

今回、足立美術館に行くまでに車を4時間以上運転していて、その時はそれほど気にしていなかったのですが、すでに結構疲れのバラメータは上がっていたのです。

 

 

足立美術館到着

 

 

噂には聞いていましたが、大きな美術館でした。

 

これまで庭園というものに、取り立てて関心を抱いたことのなかったのですが、足立美術館の庭園は広くて豪華で、しかも美しい。とても感動しました。

 

この時、行く直前に台風や大雨で天候が荒れていました。にも関わらず、庭園は葉っぱひとつ落ちていないことにも感嘆しました。

 

こまめに手入れがされている証です。維持するのにも並々ならぬ苦労があるだろうと想像されました。

 

鑑賞していたら

はじめにいくつかの工芸品が並び、その後大パノラマで庭園が鑑賞できるスペースがあるのですが、そこだけでもけっこう長くいました。

 

わたしは、普段美術鑑賞をするときも、ひとつひとつの作品を割とゆっくり丁寧に鑑賞します。

 

なので、とても時間がかかります。

足立美術館もそうでした。

いろんなところに感動して、胸がいっぱいになりました。

 

美術品も、日本画が中心だったのですが、これまで行く展覧会は西洋画が中心だったので、日本画も素晴らしいなとはじめて見直すことになりました。

 

途中で、横山大観の鶉(うずら)の絵に出会いました。

 

横山大観といえば、日本画に明るくないミノリでも聞いたことのある有名な画家です。

 

わたしは美術鑑賞するとき、その場所で「自分のお気に入りの一点」に出会うことをいつも心がけています。

有名な画家のこともあれば、そうでないこともありますが、とりあえず自分にとって「これ」と思う一点はなにかなと探すのです。

 

見つかると、「これだ」とピンときます。

そうすると、そこから動けなくなってしまいます。全部鑑賞した後も、また戻って最後にもう一度、じっくり鑑賞します。

 

この「自分のお気に入りの一点」が、足立美術館では横山大観の鶉の絵でした。

結構、中盤です。もう動けなくなってしまいました

感動で胸がさらに震えて、いつまででも眺めたくなってしまいました。

 

実はこの後、横山大観は特設スペースで大々的に特集が組まれていて、鶉の絵よりももっと大物がたくさん展示されていました。

 

でもわたしはこの鶉の絵に釘付けです。何度も見返しに行って、この感動をちゃんと胸に刻んでおこうと思いました。

(そのとき一緒に行っていた母(非HSP。絵にもそんなに興味ない)は、歩き疲れて休憩←ミノリが美術鑑賞に時間がかかることに慣れている)

 

でも、それではいつまで経っても進まないので、とりあえず先に進もうとします。

 

そうしたら途中で異変が。

あんまり感動して興奮しすぎて、プツッと電池が切れてしまいました。

 

先ほども言いました。まだ中盤です。まだ鑑賞するものは残っていたのです。

 

感動と疲労の許容量がオーバーして、それ以上鑑賞することができなくなりました。(ガーン!)

 

 

とりあえず残りのスペースは流し見して、出口に行く通路にあった魯山人のコーナーに至っては全く素通りして、さらにちょっと休憩して、そこそこに美術館を後にして宿泊するホテルへ向かいました。

 

ホテルに着くと、もうへとへとでした。

これ、宿泊する前だったからまだ良かったのです。

 

この後、車で運転して関西まで帰っていたことを想像すると、とても4時間以上運転できたと思えない。

 

かくして、初めての足立美術館は不完全燃焼で幕切れとなりました。

 

観光とHSP

旅行に行くとき、楽しみの基準をどこに置くかは人それぞれです。

 

わたしは、

①温泉に入ってゆっくりする。
②美味しいものを食べる。
③観光する。

という順番です。

 

というのも、「③観光する」はけっこうエネルギーを使うので、せっかくリフレッシュのために行っている旅行なのに、かえって疲れてしまうと嫌だからです。

 

また、観光するとき、ひとつひとつのものをじっくり丁寧に味わいます。

時間もかかりますし、こころに深く刻み込むように感動します。

 

今回は美術館なので、芸術品や庭園でした。感動する振れ幅はたしかに大きいのですが、基本的なスタンスは他の観光スポットでも同じです。

 

つまり、1箇所回るともうお腹いっぱいです。

 

何箇所も観光名所を回る観光は、わたしには向いていないようです。

また、観光名所は人の多いところが多く、それも疲れる要因になります。

 

おそらく観光でも、キャッチしている情報量が非HSPの人よりも多いので、ものすごく疲労します。

 

深く感動もするけれど、疲労も大きい。そして許容量は大きくはない。

 

それでも、深く深くこころを揺さぶられる感動は、やっぱり生きていて良かったなあ、素晴らしいなあとも思います。

 

長沼先生のHSP本より

長沼先生の「「敏感すぎる自分」を好きになれる本」より関連してそうなところを引用します。

 

HSPの多くは、音楽や絵画、小説や詩、映画などを愛し、ときには、それらから魂を揺さぶられるような深い感動を得ることができます。(P65 第1章「感動する才能」が人生を豊かにする)

 

今回の足立美術館での体験も、魂が揺さぶられるような体験でした。

最近、本を読んでいるときも時々起こります。そういう時、こころの奥のほうがオーバーヒートするように感動に震えます。

 

人よりも何事にも敏感なセンサーを持つHSPは、感動という目に見えないけれど、たしかに存在する心の作用を、人生で数多く経験できるといえます。

そして、感度するたびに、その刺激を受けて内面の世界はより豊かになり、より深みを増すことでしょう。(P65 同上)

 

HSP気質は、現代で生きづらい面もたしかにあるのですが、一方で良い面もあります。

長沼先生の本で、「ああ、そうか。これはメリットなんだ」と気づいて、そういう感覚は以前よりも大切にするようになりました。

 

感動のアンテナは、以前より拡がったと思います。

 

結び

 

自分のなかでは、そういった体験のひとつひとつが大事なもので、そのときの気持ちをかたちに残しておきたいと思ったのがブログを続けている理由のひとつでもあります。

 

観光をするとき、疲れて後に影響をすることを恐れて、尻込みする自分もいます。

 

でも、やっぱり新しく出会う素晴らしいものには、良い刺激もたくさん含まれているので、自分の気質を知りながら、これからも少しずつそういう出会いを増やしていけるといいなあと思います。

 

足立美術館も、途中で電池切れして全部楽しめなかったのは残念でしたが、庭園には季節をめぐる楽しみ方もあるし、いつかまた再訪したいです!

 

 

関連情報

▽足立美術館のホームページ

 

▽記事のなかで紹介した本

「敏感すぎる自分」を好きになれる本 長沼睦雄 青春出版社

 

 

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